2012年04月10日

夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編

春は、学校や職場など、異動のシーズンですね。
そこで、夜メキでは洋楽シーンでの人事異動がらみ(メンバー交代やら、レーベル移籍など)の話を交えて選曲してみました!

1、Tattoo / VAN HALEN : A Different Kind of Truth 2012
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
ご存じヴァン・ヘイレンは、1978年You Really Got Me(キンクス1964年)のカヴァー曲でデビューしアルバム炎の導火線は現在まで1000万枚以上を売り、今までのすべてのアルバムでは8000万枚を売るモンスターバンド。
ギターのエディー・ヴァン・ヘイレンのライトハンド奏法はギター革命と言われギタリストたちの度肝を抜き、新しいギターヒーローとして一世を風靡しましたね。
映像のない当時レコードやラジオを聴いて、指が届くはずのないフレーズが超早引きで聞こえるのだから、世界中のギタリストたちに衝撃を与えたんでしょう。
現在メンバーは、
Edward Van Halen - Guitars, Keyboards & Chorus
Alex Van Halen - Drums & Chorus
David Lee Roth - Lead Vocals(1978-1985、1996、2007-)
Wolfgang Van Halen - Bass & Chorus(2006-)エディーの長男
元メンバーは、
Sammy Hagar - Lead Vocals & Guitars(1985-1996、2004-2006)元モントロ-ズ
Gary Cherone - Lead Vocals(1996-1999)エクストリーム
Michael Anthony - Bass & Chorus(1978-2006)

初代ヴォーカリストの”ダイアモンド”デイヴ・リー・ロス David Lee Roth が再び復帰したのが今作で、紙が短くなってド派手なマーシャルアーツばりのハイキックやジャンプ力が多少(笑)落ちてるものの、どすの利いた声は健在です。
モンスターバンドのフロントマンで人気者の跡を継いだ2代目のサミーヘイガーも、4枚のアルバムが全米1位になるという活躍でした。
しかしベースだったマイケルアンソニーはサミーのハイトーンの更に上のパートを完璧にコーラスできるから、これも凄いと思います。二人は脱退後も仲良く活動してます。
一人前になった息子(ウルフギャング)が父(エディー)の会社(VAN HALEN)に重役(バンドメンバー)で入ってきたって感じでしょうか・・・



2、Only The Lonely(1960年) / ロイ・オービソン Roy Orbison
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
もっとも有名な曲といえば、Oh, Pretty Woman(1964年/全米1位・全英1位、これも1980年にVAN HALENがカヴァー)ですが、ヒットに恵まれなかった所属会社RCAからモニュメントレコードに移籍し、この曲Only The Lonelyで大ヒットし以後ヒットを連発するようになったそうです。
実力や才能を発揮できる職場にめぐり逢えたらしあわせですね。

 
3、紫の炎 BURN(1974年) / Deep Purple
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
ディープ・パープルも人事異動の激しいバンドですね。
第1期:1968年デビューのハッシュ(クーラ・シェイカーもカヴァー)が有名。Vo.Rod Evans
第2期:1970年の名盤 IN ROCK から、Vo.イアン・ギラン(Ian Gillan)に変わり、Led Zeppelinと人気を二分したハードロック時代に。ハイウェイスター、Smoke On the Waterで超有名な、マシンヘッド( Machine Head 1972年)や、ライブ・アルバムの最高傑作ライブ・イン・ジャパンなど、人気の名盤多数。

第3期:イアン・ギランからデヴィッド・カヴァデイルDavid Coverdaleにヴォーカルが変わり1974年に出たBURNは、パープルFanの心配を吹っ飛ばす、強烈なインパクトのある最高のロック・チューンでした。
Burn 以外にもカヴァデイルのブルージーな熱唱が気持ち良い Mistreated も名曲ですね。
リッチーはレインボーでも Mistreated をロニー・ジェイムス・ディオのボーカルでやるぐらい、お気に入りの曲なんでしょうね。
ベースもRoger GloverからGlenn Hughesに交代しました。

その後、人気のカリスマ・ギタリスト、リッチー・ブラックモアが脱退してレインボーを作り、後任のギタリストにTommy Bolinが入った、1975年のアルバム Come Taste The band も個人的には大好きです。Tommy Bolinのソロ Teaser もいいですよ。



4、I Surrender / Rainbow
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
ボーカルはジョー・リン・ターナーで、1981年リリースの Difficult to Cure からです。
リッチー・ブラックモアはレインボーでも4度ボーカル(ロニー・ジェイムス・ディオ→グラハム・ボネット→ジョー・リン・ターナー→ドゥギー・ホワイト)を変えますが、それぞれ個性的で魅力的な人材を抜擢してます。

ついでに、ホワイトスネイクを作ったカヴァデイルは、かつての上司、大御所ジョン・ロード、イアン・ペイス、ロジャー・グローバーを迎えたり、次々と素晴らしいギタリストやドラマーを起用して大成功しています。
1987年のアルバム、白の蛇紋章は、Still of the Night、Here I Go Again 、Crying in the Rain、Is This Love、Bad Boysなどライブでも必ず演奏される人気の名曲ぞろいで1000万枚以上のメガヒットです。
カヴァデイルは、PVを見てもパープル時代よりも痩せてイケメンになったし、60歳になってもますます音域も広がり現役でトップシンガーの貫録です。


5、Just A Chance / バッドフィンガー Badfinger
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
1974年のアルバム Wish You Were Hereから。
代表曲の嵐の恋:No Matter What、Day After Day の頃は兄貴分ビートルズと同じ青リンゴのアップル・レコードでしたが、このアルバムはワーナー・ブラザースから。



6、Every Picture Tells a Story / ロッド・スチュアート
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
1971年マーキュリー・レコードから。ワーナーからの移籍。
ロッド・スチュアートはイギリスでの下積み時代を経て、1968年のジェフ・ベック・グループ参加から世界的に有名になり、フェイセズの後は、大物ソロアーティストとして第一線で活躍中です。
ドラムがカーマイン・アピスとすぐ分かる、Hot Legs 収録の「明日へのキックオフ」もお気に入りですが、ジェフ・ベックのアルバム Flash で久々に共演した People Get Ready のPVは今でも見るたびに泣きそうになります。



7、Glory Of Love / ピーター・セテラ
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編

シカゴを脱退してソロになった1986年初のソロアルバム Solitude/Solitaire から。映画ベストキッド2の主題歌。
ロッドもピーターもですが、一流のシンガーは、会社(バンド)辞めて独立しても成功してるんですね。



8、お気に召すまま Anyway You Want It / ジャーニー Journey
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
1980年のアルバム Departure からのヒット曲。
ジャーニーはサンタナにいた、若き天才ギタリストニール・ショーンとキーボードのグレッグ・ローリーが独立して元ジェ・フベック・グループのエインズレー・ダンパー等とバンドを結成。
1975年の1stアルバム、宇宙への旅立ち ではローリーが歌ってますが、当時高校生だった僕のバンドでも「時の彼方へ」(ベースとドラムのキメのユニゾンのリズムフレーズが1、2、3番で徐々に変わっていくのが渋い!)を演奏していたので、大好きなアルバムでしたが、あまり売れなかったようです。

そこで、ボーカルにスティーブ・ペリーを迎えて1978年にINFINITYが売れてからは、EVOLUTION 、DEPARTURE、ESCAPE、FRONTIERSとアルバムは売れまくり、No.1アメリカン・バンドといわれるほど成功しました。
しかし看板ボーカリスト、スティーブ・ペリーは脱退してしまいソロになり、2000年に声質のよく似た同じ名前の、スティーブ・オージェリーでアルバム「アライヴァル」を出す。

そして2007年に、ニール・ショーン自身が、YouTube でジャーニーを見事にカヴァーしていたフィリピン人シンガーのアーネル・ピネダを発見し、スカウトしたそうですが、黄金期のペリー時代の曲は、そっくりに、新曲ではアーネルの個性も出しつつ素晴らしいボーカルを聴かせてくれてます。
YouTube の力はすごいですねー。

Boston もボーカルBrad Delpが亡くなった後、彼の死去を追悼してカラオケに合わせて歌った後任のヴォーカルになるTommy DeCarloの動画を、Tom ScholzがMySpaceで見つけてスカウトしたそうですが、彼は小売チェーン店マネージャーだったそうです。
実力を見てもら機会があれば、正当な評価が受けられるんですね。



9、Back In Black / AC/DC
夜はメキメキ春の2時間スペシャル!人事異動編
カリスマ・フロント・マンでボーカルのボン・スコットの死後、1980年にブライアン・ジョンソンを迎えてのアルバムで、総売り上げ4900万枚を超え、マイケル・ジャクソンのスリラー次ぐ、世界で2番目に売れたモンスター・アルバム。
MCのドスの効いた声からは想像もつかないほどの金切り声は、65歳とは思えないほど健在です。
映画アイアンマン2では、AC/DCの曲がベスト・アルバムなみにかかりますが、サウンド・トラックの中でこのアルバムの中から、Shoot to Thrill 、Back IN Black、Have a Drink on Meが収録されてます。
特に映画のオフィシャルなPVでは、Shoot to Thrillのライブ映像に映画を組み合わせたもので、メチャカッコいいです!


長くなってしまいました・・・4月8日放送分も近くアップしますicon10




Posted by ヤンカー  at 03:24 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。